レーシック手術当日
レーシック手術を行う当日。
この日にも気をつけなければならないことはたくさんあります。
この記事では、当日のレーシック手術の流れや注意点について見ていきます。
(手術の流れ)
・来院
手術当日は、手術開始時間の30分前には病院に到着しておきましょう。
※point
・化粧・香水は控えること。
・手術室はエキシマレーザーの性質上、ホコリがないクリーンルームで行われます。また、室温約20度前後、湿度45%
前後に保っているので、服装は手術室の状態を考えた服装にしてください。毛が手術中に眼にはいることを防ぐためにもセー
ターのようなものは避けておきます。
・当日は入浴が出来ないので、前日に入浴はすませるようにしましょう。
・病院までは、手術を受ける患者本人が自家用車やバイクを運転してこないでください。視力が安定していないので、事故が起こる可能性があります。
(安全に帰宅するためにも、付き添いの人を連れてきましょう。)
・最終検査
手術直前に、一度やった適応検査をもう一度行います。
ここでは、前回眼をチェックしたときと状態が変わっていないかどうかの最終確認を行います。
検査の結果、異常が認められなければ手術を行います。
・レーシック手術
洗顔をしたあとに、手術衣・キャップを着用します。
看護師の誘導に従って手術室まで行きましょう。
①点眼麻酔
レーシック手術では、目薬のような麻酔を着けます。
眼だけが麻痺する感じになるので、意識は保ったままになります。
視覚ははぼやけるので、見ることは出来ませんが、医師の言葉などを聞くことが出来るので、手術の状況を把握すること
は可能です。
②洗眼、消毒
眼の周辺を消毒します。治療用ベッドに横になった後、眼の部分だけ穴の空いているドレープを覆います。これで睫毛が眼にはいることを防ぐことが出来ます。
病院によって、左右どちらから始めるかは違いますが、右眼から始めることが多いようです。
③開瞼
開瞼期という特殊な器具を使い、目を開いた状態にします。
器具で目の縁を引っ張り、眼球を露出させることでまばたきは出来ません。
かなり、強引に開かせるので、人によっては痛みを訴える人もいます。
④マーキング
角膜にマーキングを行います。
角膜を切開して作成するフラップを、再び正しい位置に戻すための作業です。
⑤角膜の吸引
フラップを造るために、吸引リングで眼球を吸引して固定化する必要があります。
この作業により眼球は硬化し状態になります。
そのために一時的に視界が暗くなったり、見えなくなります。
⑥眼圧の確認
吸引が正常に行われているのかを確認するために、角膜に眼圧計を乗せ眼圧を確認します。
⑦フラップの作成
固定化した角膜は高速で水平に動くマイクロケラトーム(電動メス)で切ります。
時間にして片目でわずか数秒で済みます。
着られた角膜の表面は、わずかな部分を残して丸く切り取られます。
たとえて言うならば、缶詰を開けるのを想像するとわかりやすいでしょう。
⑧レーシック吸着スポンジを乗せる
フラップを作成したら、マイクロケラトームを外し次に角膜の周辺に吸着スポンジを乗せます。
フラップを精密な金属の棒(スパーテル)でめくり、そのスポンジの上にのせます。
吸着スポンジには、水分が含まれており、フラップが乾燥しないようになっています。
⑨レーザーの照射準備
フラップの形成を終えると、あとはエキシマレーザーの照射を行う訳ですが、そのためには角膜にレーザーを当てなければなりません。頭の位置をまっすぐにし、医師によるオレンジ色の光(固視灯)を見ることで、きちんと視点を固定します。
そして最後に、レーザを当てる角膜実質層の水分をマイクロスポンジで吸引します。
⑩エキシマレーザーの照射
手術の山場であるエキシマレーザーの照射を行います。
痛みはありませんが、騒音があります。
また、レーザーは波長が短く、可視光ではありません
事前に医師より音についての説明や、音だけを聞かせて心の準備を行います。
レーザーの照射は、症状によって異なりますが、片目で30秒から2分程度です。
⑩フラップを閉じる
治療が終わると、角膜実質層とフラップの内側に異物や分泌物が残らないように洗浄します。
そしてスパーテルを使い、フラップを術前に行ったマーキングの印にピッタリ合うように閉じます。
閉じたら吸着スポンジを取り外し、マイクロスポンジでフラップのシワをのばし、フラップが接着するまで約2~3分待つことになります。
⑪開瞼器の除去
フラップと角膜部分の接着が確認されたら、開瞼器を除去します。
そして、もう一度確認のために医師よりまばたきを2,3回するように言われます。
まばたきをして、フラップの安定を確かめましょう。
⑫術後の処理
最後に抗生剤、ステロイド剤の点眼を行います。
もし、必要ならば鎮痛剤の処方も行われます。
点眼麻酔から手術終了まで片眼で10分、両目で20分程度です。
施術後は15~30分分程休んで、検査を受けます。
麻酔が切れますが痛みはありません。すでにこの時点から、ある程度視力の回復しています。
細隙灯顕微鏡検査(スリット検査)でフラップのシワ、位置等の確認を行います。
異常がなければ、術後の生活に関する注意点、点眼薬をもらいます。
⑬帰宅
帰宅時には、眼を保護する意味でサングラスをした方が良いでしょう。
ぜったいに自分で乗り物を運転することはやめてください。
電車やバスといった公共機関の利用、もしくは付き添いの人に自宅まで送ってもらってください。
※point
絶対に当日は入浴、洗髪、飲酒、目をこすることはやめましょう。
悪くすると、せっかくくっついたフラップがずれてしまいます。
病院では、専用の保護ゴーグルの貸し出しをしてくれる場合もあるので、医師に相談してみましょう。