レーシック手術前の検査
レーシックができるのは、手術を希望する人だけというわけではありません。
検査の結果、手術が出来ないという人も中にはいます。
この記事ではレーシック手術前の検査についての流れを見ていきます。
①コンタクトレンズの制限
コンタクトレンズは角膜の形状や厚さに影響を与えるものです。
正確な手術を行うためには、正確な検査データが必要です。ですから検査の前からコンタクトレンズの使用は中止します。
その代わりにメガネなどを使用してください。
【期間】
ソフトレンズ:1週間前から
ハードレンズ:3週間前から
②問診票
受付にて身分証明書の提出が求められ、問診票を手渡されます。
住所氏名等の個人情報、既往症などを記入していきます
③術前検査
・裸眼視力・矯正視力の検査
メガネをかけた状態、外した状態での視力検査を行います。
この検査で、どの程度の視力矯正を行うのかを決定します。
・眼圧検査
ノンコンタクト・トノメーターという空気を眼に吹きかける機器をつかい、眼の固さを調べます。
この検査はコンタクトレンズを作るときの検査でも行われるものです。
・角膜厚検査
レーシックは角膜を削る手術ですから、角膜の厚さというのはとても重要です。
バキメーターという機器 で超音波を当てて測ります。
・角膜形状解析
角膜の形をオーブスキャンと呼ばれる装置を使い、角膜に関する情報を数十秒で測定します。
どの様に手術を行うかはこの解析データを元に検討されます。
・瞳孔径の検査
瞳孔の大きさは、光の量によって変化します。
この検査では瞳孔の正確なデータをはかり、エキシマレーザーが照射径の設定を行います。
・眼底検査
点眼薬で瞳孔を広げ、眼の奥の眼底を検査します。
この検査では網膜や網膜や網膜周辺の状況を調べます。
強度の近視では、網膜剥離になっている可能性もあります。
・角膜内皮細胞検査
角膜を構成する5層のもっとも内側にある角膜内皮細胞は、角膜の透明性に非常に重要な役割を働きます。
コンタクトレンズでこの細胞が弱まってしまっていることがあります。
手術後の角膜の治癒にはこの細胞が一定数必要なのでその数と形を検査します。
・他覚屈折度、角膜曲率半径測定査
通常の視力検査では調べられない視力を、オートレフラクトメーターという機械で調べます。
角膜の湾曲度や屈折力、乱視、近視の度数を測定します。
◇手術不適応のケース
・ぶどう膜炎
・角膜ヘルペス
・角膜移植をしている
・強膜裂傷がある
・黄斑部変性がある
・重篤な糖尿病・膠原病など内科的な疾患がある
・妊娠中・授乳中・授乳後3ヶ月以内
・過去にメスを使用した眼球疾患の手術をうけている
・パセドウ病の治療薬を服用中
・パイロットもしくはパイロットを目指している
※手術が可能な場合もあるので、航空機免許の専門機関に確認を
・視神経障害がある
※場合によっては手術が可能です
・ドライアイやアレルギー性結膜炎のように角膜に異常がある
・角膜が薄い
ケラトームレーシックでは無理でもエピレーシックが可能と言うこともあります。
・20歳未満(病院によっては18歳未満)
成長期にある場合には、手術で視力が低下してしまう可能性が高いので、成長が止まってから手術を行います。
・老眼の快復
老化現象であるために、レーシックでは治療できません。
・花粉症などで手術後に目をこすってしまう可能性がある
④カウンセリング
医師による検査の結果の報告を受けた後に、レーシック手術の説明が行われます。
このカウンセリングで、手術を受けるか否か、視力をどの程度矯正するのか、どの術法で行うのかを決定します。
もし、不安がある場合には、ここで相談しましょう。
あくまで手術を決定するのは患者の意思です。
もし、少しでも不安があるならばやめる方が良いでしょう。
※なお、術前検査は最短で手術の前日に行うことが出来ます。
術前検査自体には数時間から半日の時間が必要なので、時間に余裕がある日に行うと良いでしょう。